家庭教師と塾の併用はどう?メリット・デメリットを解説!

家庭教師と塾はどちらか一方を利用するとのイメージが強いかもしれませんが、子どもの学習能力によっては併用したほうが良い場合もあります。

しかし、併用するとなるとそれなりに費用がかかりますし、子どもにとって本当にプラスになるのかもよく考えなければなりません。

今回は家庭教師と塾の併用するメリットとデメリットについて解説しますので、併用を検討している方はぜひ参考にしてください。

家庭教師と塾を併用するメリットには何がある?

家庭教師と塾を併用すると、どちらか一方だけにはない4つのメリットが得られますので詳しく説明します。

子どものペースに合わせて学べる

家庭教師と塾は学習スタイルが違うため、メリットも異なります。家庭教師はマンツーマン指導となるため、大勢の前では質問できない子どもに合う学習方法です。

学習塾はほかの生徒と一緒に授業を受けるスタイルですから、競争心が芽生え、勉強意欲がわきやすいというメリットがあります。

たとえば、学習塾に通っているおかげでやる気は十分にあっても、大人しい性格で質問ができないと疑問点が残ったままになり、学習能力は思うように伸びません。

そこで家庭教師を併用すれば、質問できない悩みが解消されるので、併用前より学習能力の向上が期待できます。

このように、家庭教師と塾にはそれぞれ違うメリットがあり、上手く利用することで子どものペースに合わせて学ばせられるのです。

教材は家庭教師と塾で併用OKな場合も

家庭教師と塾は講師が違うため、教材は別のものを用意しないといけないと思うかもしれません。

しかし、近ごろは学習塾の教材を使って家庭教師の指導を行える場合がほとんどです。一つの教材で2通りの指導法を利用できるのは、家庭教師と学習塾の併用のメリットと言えます。

家庭学習が減り両親の負担が軽減する

学習塾だけでは思うように勉強できない子どもの場合、穴埋めは自宅での学習となります。

両親が子どもの勉強を見るとなると、共働きなど生活スタイルによっては、両親の負担となるケースも少なくありません。

そこで家庭教師を併用すれば、自宅学習を講師に任せられます。子どもに勉強を教える時間が十分に確保できない、負担になっている、という家庭にとっては、併用で得られるメリットは大きいのではないでしょうか。

学習塾の宿題が溜まりにくくなる

学習塾で出た課題は、自宅でこなさなければいけません。難なく進められる子どもは問題ないでしょうが、「解き方がわからない」「難しいから数をこなせない」という子どももいるはずです。

そのような場合に家庭教師を併用すると、家庭教師が学習塾の宿題をサポートしてくれます。その結果、学習塾の宿題が溜まりにくくなり、学習能力も向上するでしょう。

家庭教師と塾を併用するデメリットには何がある?

家庭教師と塾の併用は、もちろんメリットだけでなくデメリットもあるので説明します。

子供の教育費の負担額が大きくなる

近ごろは家庭教師と学習塾で共通の教材が使えるようになったとはいえ、指導料は個別に必要です。

学習塾だけで金銭的に手一杯、家庭教師だけで家計が苦しい、という家庭だと併用は難しいかもしれません。

講師との相性が悪いと思うように成績が上がらない

家庭教師・学習塾の講師と子どもの相性がよくないと、せっかく併用したのに、併用前と学習能力がほとんど変化しない場合もあります。

併用すれば誰でも学力が上がるわけではなく、「子どもに合った指導法」「講師との相性がよい」この2つの条件はクリアしなければなりません。

家庭教師と塾の併用を決めるために考えておくべきポイント

家庭教師と塾の併用に迷ったときは、以下の3つのポイントで考えると答えが導かれるはずです。

勉強に関する悩みを解決できそうかよく考える

家庭教師と学習塾の併用を検討するということは、今の学習方法では「足りない」と感じているはずです。その足りない部分を、併用で解決できるのかをまず考えましょう。

併用しても問題が解決できそうにないなら、どちらか一方のままにしておき、別の解決方法を考えたほうが、指導料をムダにせずにすみます。

子どもと相性がよい講師が在籍しているか

せっかく併用しても、講師と子どもの相性がよくなければ、学習能力は向上しないかもしれません。

相性を見るには、やはり直接子どもに体験させるのがベストです。近ごろは入会前に無料体験が受けられるところが増えていますから、子どもに合うかどうか確かめてから入会しましょう。

子ども自身は併用に対してどう思っているのか

両親は「よかれ」と思って家庭教師と学習塾を併用しても、必ずしも子どもにとってもプラスになるとは限りません。

併用すると学習時間は今までより多くなり、自由な時間が減ります。「遊ぶ時間がない」「勉強ばっかり」と感じていると、子どもにとっては併用が負担となり、勉強そのものが嫌になる可能性も否定できないのです。

大人だけの意見で併用を決めず、必ず子どもの意思を確認してから入会を決めましょう。

まとめ

家庭教師と学習塾を併用すると、それぞれの指導法の足りない部分を補えます。さらに片方の指導法では解決できなかった悩みを解決できるため、子どもの学力向上が期待できるでしょう。

ただし、子どもが納得していなければ、せっかく学びの場を増やしても、思うように成績はあがりません。

必ず子どもの気持ちを聞き、併用に対してプラスの考えを持っているか確認してから決めてくださいね。

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