オンライン家庭教師の市場規模や将来性は?職業・アルバイトに向いているのか

家庭教師を職業またはアルバイトにしたいと考えている方の中には、対面ではなくオンラインを希望している方もいらっしゃるでしょう。

対面よりオンラインのほうが、自宅にいながら仕事ができるので取り組みやすいのがメリットです。

しかし、オンライン家庭教師の市場規模や将来性は問題ないのでしょうか?

不安定でだんだんと需要がなくなっていくことはないのでしょうか。

そこで今回は、オンライン家庭教師の市場規模や将来性について詳しく説明していきます。

オンライン家庭教師の市場規模や将来性は?

ではさっそく、オンライン家庭教師の市場規模と将来性について説明しましょう。

2027年には2.8倍に拡大されると予想

ここ数年、感染症の流行に伴い、教育や仕事をオンラインで行う機会が増えました。

とは言え、これは一時的なものであり、感染症が落ち着けば、また対面に戻るのではと心配になる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、オンライン家庭教師を含むオンライン教育市場は、2021年以降も「拡大される」と予想されています。

Kenneth Researchが2020年11月に行った調査レポートによると、世界のオンライン教育市場は2020年から2027年の期間で約2.8倍に成長すると予測しています。

2020年6月に株式会社グローバルインフォメーションが発表した「デジタル教育の世界市場:エンドユーザー(個人学習者・学術機関、企業・政府機関)、学習タイプ(自習型・インストラクター主導型オンライン教育)、コースタイプ、および地域の2025年までの予測」でも、2020年から2025年にかけて34.1%の年平均成長率で成長していくと予測しているのです。

将来性は「あり」と考えても良い

このように、2つの予測において、オンライン教育の市場規模は拡大するとされていますから、将来性は「あり」と考えても良いでしょう。

日本でもここ数年でオンライン教育を積極的に行うようになりましたが、非常に便利で、子供の性格によっては対面よりオンラインの方が適していると感じている親御さんは少なくありません。

実際に利用した結果「便利」「オンラインのほうが良い」と感じている方も多いのですから、今後オンライン家庭教師の職がほとんどなくなる危険性というのは少ないと予測できます。

オンライン家庭教師のメリット・デメリット

オンライン家庭教師の仕事スタイルは、大きく分けると「映像授業」と「ライブ授業」の2種類があります。

それぞれ市場規模や将来性に大きな差はありませんが、授業の方法やメリット・デメリットには違いがあります。

映像授業のメリット・デメリット

映像授業の場合、生徒はあらかじめ録画された授業映像を見ながら学習します。

そのため、家庭教師は事前に授業を録画しておき、質問に関しては不定期、または決まった時間に生徒から受けるという流れが一般的です。

映像授業のメリットは、授業をまとめて録画すれば短時間で授業が終わるという点が挙げられます。

たとえばのちほど説明する「ライブ授業」だと、週2回、90分の授業をオンラインで行わなければならないため、日にちがバラバラです。

映像授業なら1日に90分x2回=180分にまとめることが可能です。

映像授業のデメリットは、生徒からの質問にその場で答えることができない点が挙げられます。

内容によっては答えにくい場合もあるでしょうし、その場で回答するより時間がかかる可能性もあるでしょう。

また、映像を録画する時間とは別に、生徒からの質問に回答する時間を確保しなければならない点もデメリットと言えます。

ライブ授業のメリット・デメリット

ライブ授業とは、ビデオ通話機能を使って生徒に勉強を教える方法です。

ビデオ通話ツールは無料のものを利用するケースがほとんどですから、費用はかからないと考えて良いでしょう。

生徒からの質問はライブ授業中に答えるのが一般的です。

ライブ授業のメリットは、自宅で授業をできることです。

録画の場合、録画場所が指定されている可能性があります。

対面の場合は生徒の自宅まで行かなければならないため、交通費や時間がかかりますが、ライブ授業であれば不要です。

ライブ授業のデメリットは、ライブ授業のスケジュールに合わせて時間を空けなければならない点です。

週に2回授業を行う生徒を2人担当していたとしたら、週に4回時間を空ける必要があります。

授業1回あたり90分だと、90分x4回=360分、ライブ授業のために時間を使わなければなりません。

将来性が期待できるオンライン家庭教師を職にしてみよう

オンライン家庭教師は映像授業、ライブ授業ともに、今後も市場規模は広がっていくと予測されています。

将来性がある職業と言えますから、今から志す方も十分間に合うでしょう。

映像授業かライブ授業か、どちらが適しているかは個人差があります。

授業はまとめて録画し、普段は生徒の質問に答える方法が良いなら映像授業を、リアルタイムに生徒へ授業を行いたいならライブ授業が合っているでしょう。

どちらにするべきか迷ったときは、実際に雇ってほしい企業に相談してみるのがおすすめです。

安定して稼ぎたい、将来性がある職を選びたいと思っているなら、ぜひオンライン家庭教師を目指してみてください。

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