家庭教師は交代できるもの?伝え方は?費用はかかる?

生徒と家庭教師の相性は、確実に合うとは言い切れません。そのため、講師を選んだあとに「派遣業者を変更したい」「教師を交代して欲しい」と感じることもあります。

家庭教師は契約後や講師を選んだあとに、変更・交代できるものなのでしょうか?また費用はかかるのか、どのように伝えたら良いのかと迷っている人も多いと思いますので、詳しく解説します。

家庭教師の交代はできるの?

家庭教師は講師によって教え方が違います。生徒にとってどの教え方が一番学力が身につくかも違いがあるため、相性が合わない場合もあるものです。

お試し期間で相性が合うかどうかが判断できれば良いですが、たった数回の授業では、わからない部分があるのも事実と言えます。

そのため、実際に授業がスタートし、何度か指導をしてもらったあとに「講師を交代して欲しい」と感じるケースは決して少なくありません。

では講師を交代したいと思ったとき、お願いをすれば交代してもらえるものなのでしょうか?

もちろん交代は可能です。相性が悪いまま授業を続けても、思うように学力が向上にしないこともありますので、交代したいと感じたときは申し出ましょう。

家庭教師を交代するか判断するときのポイント

とは言え、家庭教師を交代するとなると、教え方だけでなく授業の雰囲気も変わりますから、容易に何度も交代するというわけにはいきません。そこで、家庭教師を交代するか判断するときのポイントを下記にまとめました。

■家庭教師を交代するか迷うときの判断ポイント

  • 以前に比べて生徒の集中力や勉強意欲が下がった
  • 講師の教え方がわかりにくいと生徒が感じている
  • 3ヶ月前後授業を受けても学力が伸びない
  • 教師と生徒が仲良くなりすぎて勉強に身が入っていない
  • 教師と生徒の相性が良くないことが目に見えてわかる

これらの条件に当てはまるときは、家庭教師の交代を検討したほうが良いでしょう。

ただし、「教師と生徒が仲良くなりすぎて勉強に身が入っていない」この項目に当てはまる場合、生徒と講師の相性が悪いわけではありません。問題なのは「仲良くなりすぎている」ことですから、適切な距離感を保てば、交代しなくても学力が向上する場合もあります。

まずは生徒に、家庭教師の時間は遊びの時間ではないことを理解させるように話をして、それでも解決しない場合は、講師本人ではなく派遣業者に相談してみると良いです。

もう一つ、「教師と生徒の相性が良くないことが目に見えてわかる」この項目に当てはまる場合は、親の目線だけで考えるのではなく、生徒に直接気持ちを聞いてみることも忘れてはいけません。

「教師と話しにくいか」「質問がしにくいか」などを本人に尋ねてみて、生徒自身が教師と合わないと感じているかを確かめてから交代を決めましょう。

家庭教師を交代してもらうのに費用は必要?

家庭教師を交代するときに費用が発生するとなると気軽に決められない場合もあるでしょう。

交代するときに費用が発生するかどうかは、派遣業者によって異なります。何回でも無料で交代できる業者もあれば、回数が決まっていたり1回ごとに費用が発生したりする業者もあるのです。

そのため「交代したいかも」と感じたときに、交代時のルールを確認しておきましょう。いざ交代手続きをするときになって費用が発生するとわかると、心の準備ができていない場合もありますからね。

家庭教師を交代・解約するときの良い伝え方とは

家庭教師の交代はルール上NGではありませんが、現在の家庭教師の気分を害すような気がして、なんとなく伝えにくいという方もいらっしゃるはずです。

もちろん、必ず交代したい理由を正直に伝えなければいけないというわけではありません。講師の中には交代することにショックを受けたり、根に持ったりする方もいるため、「他の指導方法も体験させたい」など、波風を立てない伝え方を選びましょう。

ただし、派遣業者のスタッフに伝える場合は、理由をきちんと伝えたほうが良いです。どこが合わなかったのかを伝えないと、同じような講師を派遣されてしまう可能性があります。そうなるとまた交代しないといけなくなり、問題は解決しません。

家庭教師を交代するのではなく、お断り、つまり解約をしても問題ないのでしょうか。

こちらも交代と同様に問題ありません。理由をはっきり伝える必要はないため、「学力が向上したので」「自分の力だけで学ばせてみたいので」など、無難な理由でお断りしましょう。

まとめ

家庭教師は講師と生徒の相性が合わない場合もありますし、不要になるときもありますから、交代やお断りは可能です。

ただし交代にかかる費用や回数制限、解約費用は、利用している派遣業者によって異なります。もし交代やお断りの可能性があるのなら、交代費用と解約費用が無料の業者を選ぶと良いです。

自分の子供にぴったり合う学習方法を選び、学習力を身につけてあげましょう。

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