
学習内容のうち、「数学が苦手」「国語だけいつも成績がよくない」など、苦手な科目があるという学生は少なくないはずです。
苦手科目のおかげで内申点が下がってしまうのは困りますし、苦手科目があることで「勉強そのもの」に嫌気がさしてしまう可能性もあります。
そこで今回は苦手科目ができる要因と、克服して得意科目に変える方法をご紹介しますので、ぜひ役立てて学力アップを目指してください。
苦手科目ができるのは「苦手意識」を持つから!その3つの要因
どんな学習内容でも、全て学ぶ前から理解しているわけではありません。
わからないことを知っていくのが学習なのですが、その中でも得意な科目と苦手な科目にわかれてしまう理由には何があるのでしょうか?
それは「苦手意識」です。
つまり、理解度よりも意識が大きく関係しているということなのですが、苦手意識が生まれる要因には何があるのでしょうか?
「自分は解けない・できない」と思い込んでしまう
複雑な計算式の問題や漢字ばかりの問題文を見て、「難しそうだな」と感じるのは珍しいことではありません。
そこで、難しそうだけれどとりあえずやってみようと思える科目は、案外簡単に解けるケースもあるので苦手意識は生まれにくいものです。
しかし、「自分には解けなさそう」「できるわけがない」と思い込み、問題を解く前から諦めてしまうと、本当に解けなかったときに「ほら、やっぱり」と感じます。
その結果、「前も解けなかったから苦手な科目なんだ」と思い、苦手意識を持ってしまうのです。
解ける能力がある学生でも、苦手意識を持つと自信のなさから学力は伸び悩んでしまいます。
わからなかった問題をそのままにしてしまう
解けなかった問題や理解できなかった学習内容でも、復習をしたり自分で勉強し直したりすることで、徐々に理解できるようになります。
しかし、わからないまま放置してしまうとそこから先へ進みません。
「この前の問題がわからなかったから、新しい問題もわからないのでは」と思い、わからないことが増えてしまった結果、苦手意識が生まれてしまいます。
どう解けばいいのかわからない・覚えられない
教科書を何度読んでも解き方がわからないと、「ほかの問題は解けるのに、これは解けないということは苦手なのかも」と感じて苦手意識が生まれます。
また、暗記が苦手な学生にとっては、暗記が必要な科目はうまく覚えられないため、どうしても苦手意識が生まれてしまうでしょう。
【科目別】苦手科目を克服して得意科目にするための方法!
ここまで説明したとおり、苦手科目ができてしまうのは基礎学力というより、意識に大きく左右されていると言っても過言ではありません。
つまり、学習方法のコツをおさえて理解できるようにしていけば、苦手意識はなくなり、得意科目に変わる可能性もあるということです。
ではここから、苦手意識が生まれやすい、「数学」「英語」「国語」の苦手を克服する方法を説明していきましょう。
数学の苦手克服方法
数学はほとんどの問題が公式に当てはめれば解けるようになっています。
応用問題も基本の公式を少し捻ったものですから、基本を理解していればそこまで難しくはないでしょう。
そのため、まずは基本の公式から覚えていくのがコツです。
公式そのものを暗記するのではなく、公式を当てはめて解く問題を繰り返し行います。
そうすると自然と基本の公式が覚えられるので、少し頭を使うだけで応用問題も解けるようになるでしょう。
英語の苦手克服方法
英語はいきなり長い英文を覚えようとしてもなかなかうまくいきません。
まずは単語を覚えて、そのあとに文法を覚えるようにすると理解度が高まります。
単語は単語帳を作り、隙間時間も利用して覚えるとよいでしょう。
文法はただ並び順を覚えるというより「何がどこにあるか」を意識すると覚えやすいはずです。
また、英語は「書く・読む・聞く」の3つの方法で復習するとよいです。
書くだけより2回多く復習でき、方法もそれぞれ違うので効率よく復習できます。
国語の苦手克服方法
古文は現代の言葉ではないというだけで苦手意識を持ってしまう学生も少なくないですが、基本は現代文と同じです。
まずは単語の意味を理解し、その後文法を学んで当てはめていけば理解できるようになります。
漢文は主語と述語を意識してください。
現代文は自分の思いで内容を理解しようとせず、登場人物や筆者が「どう思っているのか」に注目すると理解しやすくなります。
接続詞がどこにあるのかも確認しながら読みましょう。
まとめ
苦手科目ができてしまうのは、その科目に対して「苦手意識」が生まれてしまうからです。
苦手意識をなくし、学習のコツを掴むことで苦手科目から得意科目に変えることもできます。
今回ご紹介した数学、英語、国語の苦手克服方法をぜひ参考にして成績アップにつなげてください。