
大学受験に合格するには、できる限り早めに準備と対策を行わなければなりません。
合格に関係してくる学力検査は、出題範囲が広く学校の授業のみの学習ではクリアするのが難しいものです。
大学受験は学力検査だけでなく、内申点も合否に関係してきますが、数ヶ月で規定の数字に上げることは厳しいでしょう。
そのため、内申点も早い段階で点数を上げるための対策を打つ必要があります。
では具体的に何を準備して、どんな対策を行えばよいのでしょうか。
大学受験に必要な準備と対策について解説しますので、志望校に合格して素敵な大学生活を送るためにぜひ参考にしてください。
大学受験に必要な準備と心得3つ!あなたは大丈夫?
大学受験は中学受験、高校受験と同様に長期戦となりますから、途中で息切れしてしまわないように、そして目指す大学の試験に合格するために、いろいろな準備をしておかなければなりません。
ポイントとなる準備は3つ。
いきなり試験問題に取りかかるのではなく、順番に必要な準備をしておきましょう。
志望校と志望学部・学科を決める
大学受験の試験内容は志望校ごとに、さらには学部、学科ごとに違いがあります。
たとえば、理系に進みたいのであれば理系の試験内容がメインですし、文系なら文系の試験内容がメインとなる、ということです。
必要な科目を早い段階ではっきりとさせ、学習範囲を絞ったほうが効率よく学習できます。
ギリギリになって志望校を決めると、必要な科目の学習が足りなくなる可能性があるので注意が必要です。
まずは志望校を決め、その中でもどの学部のどの学科に行きたいのかを早めに決めましょう。
高校3年生の1年間は受験のための勉強に費やすのがベストですから、最低でも高校2年生の後半には志望校を決めておくよう心がけでください。
試験日までの学習計画を立てる
受験勉強でありがちなトラブルが、試験日を迎える前に息切れしてしまうというものです。
無理な学習計画を立ててしまうと、勉強に終われる日々に嫌気がさし、肝心な時期に勉強へ身が入らなくなる場合も。
そのほかにも、時間が足りなくなり、必要な部分まで学習ができずに受験を迎えてしまったというトラブルも少なくありません。
そうならないよう、高校3年生になったらまずは無理のない学習計画を立ててください。
1ヶ月ごとの学習計画を立てたら、次に1週間ごとの計画を立てます。
1ヶ月が終わったら残りの計画を見直し、必要があれば修正しましょう。
1週間のうちどこかで休息日を作ると、受験日を迎えるまでの息切れを防げるので参考にしてください。
定期的に自分の学力をチェックする
学習計画を立てたら、志望校に合格するための学習がスタートします。
そこでただ黙々と勉強を進めるのではなく、定期的に模擬試験を受けて自分の学力がどれくらいなのか、どの科目が苦手なのかを確認するとより効果的です。
入試間近になって模擬試験を受けると、試験日までに弱点を克服できない可能性があります。
大学受験は出題範囲が広いため、得意な分野だけ伸ばす学習方法では、合格点に届かない可能性があるので、まんべんなく学力が身に付くように対策をしておきましょう。
私立と公立で大学受験の対策方法は違う!
大学には大きくわけて「私立大学」と「公立大学」の2種類あり、それぞれ必要な対策が異なりますので解説していきます。
私立の大学受験の対策方法
私立大学の受験の特徴は、「共通テストを利用するかどうか決められる」「入試日を複数から選べる」の2つです。
ただし中には共通テストが必須の大学もありますから、自分の志望校はどちらのパターンなのかをまず確認しておく必要があります。
共通テストを利用するかしないかで学習内容は変わってきますし、入試日が選べるなら、ゴールとなる受験日も人によって違いますから、まずは早めにどちらなのかをそれぞれ決めておきましょう。
私立大学の中には試験項目に小論文が含まれている場合もありますから、志望校の試験内容は早めに確認しておいてください。
学習に関する対策としては、赤本などの過去問や参考書を使って自分で学習する方法のほかに、集団塾や家庭教師の利用などもあります。
自分できちんと計画を立てて学習できる自信がないなら、カリキュラムが決まっている集団塾もしくは家庭教師を選ぶとよいでしょう。
小論文に関しても過去問や参考書がありますから、繰り返しトライしてスラスラと書けるような文章力を身に付けておいてください。
公立の大学受験の対策方法
公立の大学受験は一次試験と二次試験の2種類があります。
一次試験は共通テスト、二次試験は大学が実施する試験となり、2つの試験の合計点で合否が決まるのです。
共通テストは受けたあとに点数が通知されません。
つまり、二次試験であと何点とればいいのかが明確にはわからないということです。
そのため、まずは共通テストが終わったあとに自己採点を行い、一次試験の時点で何点獲得できたのかを確認しておきましょう。
万が一思ったよりも一次試験の点数が悪そうなら、この時点で志望校を変更するなどの軌道修正が必要です。
公立大学は私立大学に比べると受験項目が多いため、苦手科目を徹底的につぶせるような対策を行わなければなりません。
とはいえ、基本的な対策方法は私立大学と同じく、自己学習か学習塾、家庭教師の3択です。
自分に合った対策方法を選ぶことが大事ですから、「受験日まで計画的に学習ができる」「疑問を疑問のままにしない」この2つがクリアできる方法はどれなのかを考えて選びましょう。
まとめ
大学受験に合格するためには、できるだけ早く志望校、学部、学科を決め、試験内容を把握しておくことが重要な鍵となります。
志望校が決まったら学習計画を立て、順調に学習が進められるよう、自分に合った学習方法を選びましょう。
私立大学と国公立大学では受験の種類が異なりますので、事前に確認をして漏れのないよう受験勉強を進めていってください。